今日はプロペラの手入れです。
今年の3月まで、パトロールでこの艇にお世話になっていました。(2009年3月まで県警の海上安全指導員をしていた時の写真です。右側 関口です。) |
晴 気温26度 水温 26度 透明度 30センチ(渡久地港内の為)
先日、普段から本部町水難事故防止推進協議会で大変お世話になっている、巡視艇の艇長から「巡視艇の船底の様子を見てほしいのですが・・」と連絡があり、とりあえず船底の様子を見る為に11/5に巡視艇が泊まっている港へ行きました。
シードアー号が泊まっている港は、大雨が降ると濁り水が流れ込んできて透明度が悪くなる事がありますが、この港は雨が降らなくてもいつも濁っています。
漁港でもある為、港は魚のにおいがします。
水もそんな匂いがするのではと思いながらも、せっせと支度をし海に入る準備をしました。
今日は買ったばかりのドライスーツを着ますが、新品のドライスーツの初卸の日にこの港に潜ることになったドライスーツは、きっと働き者になるに違いないと思いました。
水に入り目を凝らしましたが、とにかく透明度が悪く手を伸ばすと指先が見えません。
そんな状態でとりあえずプロペラとシャフトをチェックすると、表面にびっしりと石灰や牡蠣やフジツボなどが付き、まるで海底菜園のようでした。
「やはりこれは1人では出来ないな。」と思いダイビング協会のメンバーの助けを借りようと思いながら、1本のシャフトを磨いて見ると、錆の様な汚れが落ちきれいな銀色の素材が見えてくるとなんだか面白くなり、きれいになって行くのが気持ちがいいので時間を忘れてシャフトを磨いてしまいました。
結局、この日は下見のはずだったのに、3時間も潜り3本のプロペラのシャフトを磨きあげてしまいました。
その後、艇長から連絡があり「艇の調子が戻りました。」と連絡がありとても嬉しくなりました。
でも、まだプロペラの手入れが終わっていませんでした。
そして今日、艇長と連絡を取ると「今日の午前中は、艇は動かす予定がないです。」と返事をもらった為、急きょ、港へ直行しプロペラの手入れに掛りました。
「プロペラだけならタンク1本でいいだろう。」と思いながらも予備を1本積んでおきました。
プロペラは思ったより手ごわく、なかなか作業がはかどりません。
こびりついた石灰質がとても頑固なのでヘラで掻き落してから、磨き上げるという作業になった為です。
ついにタンク1本では済まず、とうとう21本目のタンクにも手を出してしまいました。
全部プロペラの手入れが済むのに3時間掛ってしまいました。
時間は午後の1時になっていました、巡視艇のシャフトやプロペラが見違えるようになり、プロペラも金色に輝きを取り戻しとても気持ち良くなりました。
「さあて今度はシードアー号の手入れをしようかな。」と思った1日でした。
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