シードアーのダイビング日記  2010年 8月 
(ダイビングの話でない時も有りますが、本部とシードアーの最新情報を・・・)

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※グーグルクロムの場合、正しく見れない場合が有ります。

 2010年 8月 31日(火) 

 台風で、瀬底島に戻れなくなってしまいました。


 雨が横から降っていました! 
晴から台風    気温31度    水温28度     

 台風7号の接近が確実となり、今日は慌ただしい1日となりました。
まず、同じ港にボートを止めているダイビングショップの皆と協力してボートを陸揚げです。

でもボートを陸に上げるには、潮が満潮に近付く午前10時頃まで待たなくてはなりません。

私は待ち合わせの9時30分よりも早い、8時に港に行きボートのテントをたたんだり、甲板の飛びやすそうな物の片付けに追われました。

 他のショップの皆様も早めに来られ台風の準備に追われていました。

ボートを陸揚げするのは皆それぞれ手慣れていてとてもスムーズに上がりました。

その後、陸揚げしたボートが強風で動かないようにロープで厳重に固定します。

固定されたボートを見ると昔懐かしいガリバー旅行記の「ガリバー」の様です。

色々と台風対策が終わったのは午後1時を回っていました。

その後、シードアーの台風対策です。

テントをたたんだり、テーブルをひっくり返したり、飛びそうな物を全てシャワー室に入れたり、結構時間が掛りました。

以前、器材洗いのバスタブは水を張っておけば、「水の重さでバスタブが飛ぶ訳が無い!」と、奥さんに自信ありげに話しましたが、台風が近づくと猛烈な風で、「バスタブの水がグングン飛ばされていくではありませんか!」その光景を見て「あれ!ちょっと違ったみたい!」なんて暢気に話していましたが、既にバスタブは離陸準備が出来て今にも、飛び立とうとしていました。

慌てて、バスタブにブロックを数個、放り込んだ事が有りました。

さて、台風対策が終わりほっとしていました。

しかしこんな日に限って内地から、高校球児の息子が帰ってきます。

飛行機は飛ばないだろうと思っていたら、4時間遅れで出発が決まったようです。

今日は、台風接近なので沖縄県内のバスは現在全面運休となっているので、那覇空港まで迎えに行く事になりました。

那覇空港に着いたら、結局「飛行機は欠航になった。」と連絡が有り、仕方なく本部に戻る事になりました。

那覇は大して雨風が強くなく、「これだったら飛行機は到着できるのでは。」と思うほど平然としていました。

しかし本部に向かい走り始め、嘉手納近くではヤシの木が風に倒されまいと、必死に頑張っていました。

恩納村に入ると一層状況は激しさを増してきました。

こんな天気なので当然周りは真っ暗です。

前を行く車にぴったりとついて行くのが安全策ですが、前を行く車が急にブレーキをかけながら右に大きくそれていきました。
すると間の前に木が倒れていました。

するとあちこちが木が倒れていて、まっすぐ走る事が出来ません。

ラジオでは「台風7号は、小型ですが中心から半径90キロ以内では、非常に強い暴風が吹いているので十分ご注意ください。」と話しかけてきました。

台風は、もうすぐ名護を通過するそうです。

私ももうすぐ名護を通過します。

「これからもっとひどくなるのかなー!」と心配になりました。

名護に近づくと、激しすぎる雨でワイパーが全く何の役にも立っていません。
カシャカシャ動くのが、かえってうっとうしい感じすらしました。

突然目の前に現れる倒木、大きな水たまりも分からないのでボートの様に水しぶきを激しく上げながら走り「ひょっとしたら車が水没しないかなー。」と引き返す事も出来ず、そのまま走り抜けました。

名護から本部に行く海岸線が一番ひどく、雨なのか海から来る高潮の海水なのか、全く分からないですが猛烈な水の中の走行でした。

ダイバーならではの発想ですが、そんなギリギリの運転中でも、カメラにハウジングが有る様に、台風様に車にハウジングでも作ればどんな雨や海水が来ても大丈夫なのに何て、そんな馬鹿げた冗談を考えてしまいました。

冗談を考えないと運転できないほど、凄まじい環境となりました。

海岸線を抜けても、突然倒木が目の前に現れてくるのでやはり気が抜けません。

やっとの思いで瀬底大橋のたもとに辿りつきましたが、「こんな暴風域の中、橋が開いているはずが無い!」と考えていたら、期待を裏切らずしっかりと瀬底大橋は通行止めとなっていました。

「やれやれ! とにかくここまで来たから後は、暴風域が抜けて橋が開くのを待とう!」と思うしかありませんでした。

時間はたっぷりと有るので、港に行きシードアー号や他のショップさんのボートが無事かも確かめてきました。

しかし港に行くにも本部大橋も通行止めになっていました。

本部の町は、明かりが全くありません。

町全体が停電です。

信号も一つも動いていません。

若いころ「南太平洋」と言う映画を見た事を思い出しました。

猛烈な台風で島が、全滅する映画だった様な気がします。
アドヴェンチャー映画ではなく、南海の孤島の青年とヨーロッパのお嬢様が恋に落ちる映画だった気がします。

さて、現実に戻ると外は相変わらずもの凄い状態です。

瀬底大橋のたもとに戻り車を止めていても、車が大きく揺れます。

風の激しい音とガラスに叩きつける雨が更に、台風が最接近した事を物語っていました。

風下側の窓を少し開け写真を撮りました。

雨は横から吹く物でした。

こうなるともはや雨ではなく、消防車の消火様の放水と何ら変わりは有りません。

携帯電話は、とても便利でこんな時でも繋がり、島にいる家族とも話が出来ほっとしました。

夜中に暴風域を抜け、やっと橋を渡る事が出来ました。

家に戻ると、懐かしいサバイバーと言う番組が以前有ましたが、サバイバー生活をしている家族と合流できほっとしました。

明日の朝、どんな状況になっているのか、考えても仕方ないので今日はゆっくり寝ようと思った1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 30日(月) 

 26年を振り返ると、皆様のおかげでした。本当に有難うございます。


クジラ岩のサンゴは、まさに竜宮城でした。


 とにかく魚の様にプカプカ!


ゲストのご姉妹と一緒に!


 長い道のりだった気がしますがとてもあっという間の様に思えました。
 晴   気温31度    水温28度     透明度 30m

 今日も天気が良くとても気持ちの良い日がスタートしました。

昨日も3ダイブされ、今日も3ダイブと、とてもダイビングの好きな素敵な女性のゲストさまです。

熱帯低気圧が台風になり近づいてきてはいますが、海は昨日よりも今日の方が静かで、コンディションも良い感じです。

 今日は、ご姉妹でのダイビングですが、それぞれ、ダイビングの課題を少しお持ちのようでしたが、見事に課題をクリアされ、水中でもプカプカと浮いて体の全ての無駄な力を抜き、クラゲになった様な気持で、とてもリラックスされているのが分かります。

私の方までプカプカと、とても良い気持ちになってきました。
そんなプカプカ状態でダイビングしながら、クジラ岩に行きました。

クジラ岩では竜宮城の様なサンゴの群生をみて、オランウータンの様なカニ捜しをしたり、最高の癒しの時間になりました。

さすがに今日はカメハウスに亀さんはいませんでしたが、両手大の
大きなハナミノカサゴが3匹もいたり、サンゴの熾烈な戦いを見たり、とても得るものも多かったです。

 明日は沖縄本島に台風7号が上陸しそうですが、3ボートダイブを終え、皆で写真を撮っていても全くそんな風に思えませんでした。

 ダイビング後の走るボートの上は風がとても気持ちよく、今日の1日がとても楽しくなりました。

さて、シードアーに戻ると、PADIから25年表彰の表彰状が届いていました。

英語は良く分からないので訳してもらうと、以下の様な文だそうです。
 
「2009年にPADI Menberとして第25Anniversaryに達し、おめでとうございます。」

確かに2009年の去年でPADIのプロメンバーになり25年なのです。今年は実際26年目なのです。

 忘れた頃に届けられたこの表彰状みて、26年前にプロになった自分を思い出してしまいました。

 プロになりたてのあの頃は、一所懸命やっていましたが、全てが一杯一杯で今の様に全く余裕なんて有りませんでした。

 一番大変だったのは、プロになりたてでもゲスト様からはそんなスタッフのプロ年数は分からないから、色々とリクエストが来る事です。

いろんな質問が来ても、まだプロとしての経験不足で、経験から得た解決策がまだ少ないので、質問が来るのが怖かった事なども有りました。

 26年間、プロとして活動している今は、良い事も悪い事も大概の事は経験しているので、お客様からの質問にも大体お答えできるようになり、「少しは成長したかなー?」とやっと思えるようになりました。

ダイビングの仕事を26年間続けられるのも、皆様が来て下さるからで、本当に有難いと思います。

これからもこの仕事が続けられるのは、皆様のおかげと言う気持ちを忘れず、皆様のダイビングのお手伝いをさせて頂ければと、素直な気持ちになった1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 29日(日) 

 カメハウスに住人が、もとい住亀が戻っていました!


 クマノミはやはり巣立ちしていました。※ポインターを写真に乗せると25日の様子が見れます。


 とにかく起きません。


 甲羅が1メートル以上有る巨ガメです。



 3本潜り終え、満足しきった感じの皆様!
 晴   気温31度    水温28度     透明度 30m

 今日も天気が良く、昨日よりも波が静かだと思っていましたが、水納島は意外と風が強い1日でした。

 気になるのは、クマノミのハッチアウトでした。

たぶん昨日くらいだと考えていましたが、昨日は別の場所を潜っていたので確認が出来ませんでした。

 そして今日行ってみると、やはり巣立った後でした。

確かに生命の誕生は、そう簡単に見れる物ではないですよね。

2本目は瀬底を潜りましたが、抜群の透明度にとても驚きました。
見渡す限り透き通って見えました。

さて、3本目はクジラ岩に行きました。

クジラ岩について、簡単に説明するとクジラ岩は水納島に有ります。

本部には、伊江島、瀬底島、水納島と3つの島が有りますが、その中で一番サンゴの多い所だと思います。

十数種類のサンゴがひしめき合い、まさにサンゴのパラダイスです。

そして、そこには水納島の主と言えるほど大きなカメが休むカメハウスが有ります。

5月ごろは、鮫が亀の代わりに入っている事が有り、その時はサメハウスになります。

最近カメハウスは留守が多く、クジラ岩のブリーフィングをする時に「亀が見れるかもしれません。」と、ゲスト様にに期待を持たせるとカメがいない時にがっかりしてしまうので、亀については、最近はあまり話題にしませんでした。

カメハウスには、いつも巨大なハナミノカサゴがいるので、今日もハナミノカサゴについてブリーフィングで説明していました。

実際にダイビングが始まり、カメハウスに行くと、両手大のハナミノカサゴがいました。

 しかし、岩の下を良く覗いてみると、見慣れない巨大な岩が有りその岩から尻尾と足が出ていました。

カメハウスの主が戻っていました。

 私から亀までの距離は2mほどです。

亀は寝ている様ですが、あまりにも近すぎているのでゲスト様に知らせるのに音を出してカメを起こしてもいけないので、とても慌ててしまいました。

ゲスト様はまだ亀に気づかず、亀のすぐそばのハナミノカサゴの写真を撮っておられます。

スレートに「カメ」と慌てて書きなぐった字をゲスト様に見て頂き、指差しました。

ゲストの角度からは亀の甲羅がただの岩に見えていたようです。

何枚も写真を撮りましたが、亀は一向に起きる気配が有りません。

私の角度からは、頭隠して尻隠さずのかっこうでした。

ゲスト様も含め私達4名の排気音は、亀も決して分からないはずはないと思うのですが、やはり起きません。

カメは、呼吸する為に時度に水面に顔を手出しますが、呼吸も忘れて寝ているように見えます。

熟睡しているカメさんのおかげで皆さんそれぞれ、部屋に飾れるいい写真が撮れたようです。

せっかく寝ているカメを起こさないよう気気遣いながら、私達はサンゴの観察へとダイビングを続けました。

センベエアナサンゴがユビエダハマサンゴに覆いかぶさってしまった光景などここはサンゴのバトルもとても激しいです。

港に戻るボートの上では、今日1日の出来事が色々と思い出されました。

皆さんの十分に満足したように見える笑顔が、最高にうれしい1日でした。。


本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 28日(土) 

 今日も天気に恵まれました!


 ハダカハオコゼも定位置に!


親指カエルアンコウがまだいます。
7月28日はまだこんなに小さかったです。

同じ親指ですが、この時は爪程の大きさしか有りませんでした。


 スミレナガハナダイが、群れていました。
 晴   気温31度    水温28度     透明度 40m

 昨日の熱帯低気圧も遠ざかり、波高も下がってきました。

今日は、水納島と伊江島のダイビングに行ってきました。

昨日のゲスト様は、この2日間で瀬底島、水納島、伊江島の3島を潜る事が出来ました。

水納島は、多少波が有りましたが海の中に入ってしまえば全く大丈夫でした。

ゲストの方は、通算700ダイブのベテランの方ですが、見慣れているはずのハダカハオコゼなどを見てもとても嬉しそうにされます。

「この方は、海に潜る度に色々な事を新鮮に感じるのだなあー。」と、いつも新鮮な気持ちでいられるなんて本当に素晴らしい人だなあーと思いました。

親指カエルアンコウは、7/28に見つかって以来ほとんど場所が変っていませんが、体の大きさは倍近くに育っていました。

それでも体は、私の親指全体くらいの大きさです。

周りの景色の色と上手い具合に同化しているので、初めて見る方はどこにいるのかきとても気が付きにくいです。

今日も、ゲストの皆さんで親指カエルアンコウ探しをしましたが、なかなか見つける事が出来なかったです。

 我こそはと思う方は是非チャレンジにお越し下さい。

タカサゴの子供の群れが沢山泳いで、キンギョハナダイに混じっていたり、「とても沖縄らしい海でいいなあー。」とゲスト様からも声が出ました。

 その後、今日の風向きを見ると伊江島に行けそうです。

2本目は伊江島に行きました。
落差、30m~40mのドロップオフ沿いを泳いでいく、宇宙遊泳遊泳の様なダイビングが楽しめます。

海底は40mくらい有りますが、海底が水面から見る事が出来ました。

 スケールの大きな場所なので、自然と眼もワイドになりがちです。
  その為、自分の真下に亀がいる事にすぐに気が付きませんでした。

亀は、悠然と泳ぎダイバーとタンデム遊泳を楽しんでいるかのようでした。

スミレナガハナダイもいます。

体側の白い四角の模様が特徴です。

 人の大きさほどのイソバナが有ったり、全てがワイドな空間でしてた。

水納島ののんびりとした沖縄らしい海、伊江島のワイドな海を楽しめダイビング後のログ付けにも、話題が色々の1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 27日(金) 

 こんな良い天気に、なるとは思っていました!


 早朝の天気がうその様です。


クレバスには色々な生き物が隠れていました。


 瀬底島の西側はとても面白い地形が楽しめます。
 雨   気温31度    水温28度     透明度 30m

 沖縄本島の下に出来た熱帯低気圧がとても気になりとても睡眠の浅い寝起きとなりました。


 朝6時に起きたのは、予定通りでしたが「雷に起こされた。」と言った方が正しいです。

激しい雷雨に判断が悩まされましたが、色々と、情報を集めていくうちに今日は、出航する事にしました。

実際海に出てみると、雲はどんどん消えて天気はどんどん回復し海はべた凪でした。

一番心配した雷雲も姿を消し、ゲストの「こんな良い天気になるとは!」と自然の凄さに驚いていました。

べた凪ではありましたが、とりあえず遠出をせず瀬底島に来ました。
 瀬底島の西側は、ドロップオフになっており、幾つもの亀裂が島に向かって走っています。

 その亀裂に入っていくと、全くのトンネル状態の場所が有ったり、アミメアカヤギの群落が有ったり、とても変化に富んでいます。
 ホウセキキントキが八木の中に隠れてじっとしていました。

「私達に見つかっていない!」と思っているのでしょうか? 動き出す気配が有りませんでした。

更に進んで行くと、イセエビたちがいました。

イセエビの隠れた穴が奥行きが無いのか、「引っ込みたくても引っ込めない。」と言って感じで。、しきりに触角を動かしていました。
ダイビングが終わり、ゲストの皆さんも今日はダイビングが出来ないと諦めていただけにが、本当にうれしそうでした。

熱帯低気圧は、今は沖縄本島の南西海上を移動していますが、こんなきれいな夕日を見る事が出来ました。 
明日も、そんなに忙しい訳ではありませんが、せっかく来られたゲスト様に「いい海をお見せする事が出来たらいいなあー!」と思った日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 26日(木) 

 「景色を眺めていたいです。」と、ゲストの方から。


久しぶりにボーちゃんがいました。


 3日前までは眼も有りませんでした。
 
ポインターを乗せると3日前の写真に変わります。


 40m先が見えていました。
 晴・曇   気温32度    水温29度     透明度 40m

 今日は久しぶりに水納島でウツボーのボーちゃん(手乗りウツボで、私が勝手にボーちゃんと呼んでいるウツボです。)がいました。

ボーちゃんにはウーちゃん(ウーちゃんも手乗りウツボで、私がウーちゃんと呼んでいるだけです。)も寄り添っていました。

 ウーちゃんは同じ場所に良くいますが、ボーちゃんは放浪癖が有るのかよく出かけます。

 ボーちゃんは、顎を撫でて上げるととても気持ちよさそうにします。
痒いところが有ると、自分ではかけないから、「ここを掻いて!」と言わんばかりにその場所を出してくるように思えます。

 ボーちゃんは私の太ももほどある大きなウツボですが、とてもおとなしいウツボなのです。

 すぐ側のクマノミの卵を見てみると、眼が出来ていました。

3前間はまだ目が有りませんでしたが、いまは、はっきりしています。

もう明日か、明後日には巣立ってここにいないかもしれません。

 前回のこの場所での巣立ちは8月18日でした。

1カ月に3回の割合で卵を産んでいるようです。

 さて2本目はクジラ岩の方にボートを回しダイビングしました。

ポイントに着くなり、海底の色、形がはっきりと見え凄い透明度だと言う事がボートの上からでも十分期待できました。

 エントリーして海の中を見てみると、かなり遠くまで見えているようです。

 海底から全長15メートルのシードアー号を見て、距離感をつかみそして透明度をおおよそですが、測ってみると、シードアー号の3倍遠くまで見えている様に思えます。

 ゲスト様は、マクロの被写体を取りたいと言うご希望が有ったので、ハゼ類を紹介しましたが、「今は、この景色を楽しんでいたいです。」と言う事で、カメラよりも、景色をしっかりと心に刻み込んでおられました。

 ダイビングが終わりボートに上がって来た時に、ゲストの方が「水が透き通り過ぎて水が見えない感じですね!」と言われました。

 確かに、私達は日ごろからこの場所を潜っていますが、それでも潜る度に「ここはすごいなあー!」と、驚く事が良く有ります。

「明日も、海況がいいといいなあー。」と思った1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 25日(水) 

 穏やかな海は嬉しいですが、台風にそろそろ来てほしいと思った1日!


夏空の下、とても気持ち良い日でした。


 まるでステルス戦闘機の様な形です。


パンダダルマハゼと眼が合いました。

 晴   気温32度    水温29度     透明度 30m

 台風が今年もとても少ないです。

もう8月下旬と言うのに、まだ5号が出来ただけです。

台風が少ない分、竜巻が起こったり、激しい雷雲が突如出来てゲリラ豪雨ともいえる様な激しい雨を降らせたりしているのかなーと考えてしまいました。

2008年は、9月には15号も台風が出来ていました。
そして2009年はやはり、7月・8月・9月は台風が一つも来なかったのですが、10月には20号まで台風は、発生していました。

今年は、まだ台風は5号しかできていません。

本当に穏やかな海です。

そんな穏やかな夏の天気を象徴するかのように、今日も南東の風が優しく吹いています。

 水納島は流れが有ったものの、とても透明度が良く気持ちの良いダイビングが楽しめました。

 グルクンの子供たちとスカシテンジクダイの群れが合わさり、そこらじゅう小魚で一杯でした。

 また、ヤッコエイもあちこちで見かける事が出来ます。

砂が舞い上がっている所を良く見ると大概ヤッコエイが頭を海底の砂の中に突っ込んで餌を取っています。

その周りにおこぼれを頂戴しようとヒメジたちなども群がっていました。

食欲旺盛で食事に夢中になっていました。

 パンダダルマハゼもいつもの場所にいましたが、眼と眼が有ったのはたぶん初めてではないかと思います。

つぶらな瞳で(カメラで拡大しないとそこまでは分かりませんが・・・)こっちを向いている顔は、とても可愛いです。

大きなハマフエフキにどこまで近寄れるか試したり、ミズイリショウジョウガイが殻を閉じない様どこまで近づけるか試したり、とても時間が経つのが早かったです。

安全停止にリーフエッジに行くと、ミドリイシなどのサンゴが色鮮やかで、お花畑にいるようです。

台風が来ないのは、嬉しいですが、水温が上がり続けるのは困ります。

仕事が出来なくなってもいいですから、やはり定期的に台風が来て海の中を適度にかき混ぜてほしいと思った日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 24日(火) 

 人生の先輩ダイバーは 永遠の少年少女でした! 亀と言われて慌てた日!


 全く余裕でダイビングを楽しまれました。


いつまでもきっと少年少女の心を持ち続けられると思いました。
 晴   気温31度    水温29度     透明度 30m

 5か月ぶりに、シードアーに来られた三原様ご夫妻。

2009年の5月にCカードを取る為にシードアーに来られました。

私よりも10歳以上、人生の先輩のご主人と奥様です。

若いころから海が好きで、今でも海が忘れられずダイビングのCカードを取りたいと言う事でした。

今日はもちろんファンダイビングですが、海の中に入ると色々な生き物に興味を示され、目の輝きはまるで少年少女の様です。
 久しぶりのダイビングではじめはドキドキして少し心配と言われていました。

しかし奥様のジャイアントストライドエントリーもインストラクターの手本を見ているようでとても安心して見れました。

約半年ぶりとはいえ、ブランクを全く感じさせません。
  ただ、予約のお電話を頂いた時に「亀を見いたです。」と言われた時、「うわ―、どうしよう!」と思いました。

カメも出始めると結構、私は亀運が良い方なのですが最近はあまりカメと会っていません。

「恐らく今日も見れないかも?」と、思いながらの1ダイブ目で何と亀さんが来てくれました。

亀さんにお礼を言わなければなりませんでした。

ダイビングが終わり、ご一緒にログ付けをしている時に、色々な小さな魚を見ておられたことが分かりました。

 体の形や、色などの特徴を細かい所で覚えておられました。

先輩たちは、久しぶりのダイビングでも私が心配していたほどドキドキしておらず、いろんな魚を細かい所まで見る余裕が有ったことが分かりました。

私のログブックに「とっても楽しかったです。 又来ます。」と書いて頂けとても嬉しかった1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE !


 2010年 8月 23日(月) 

 おそるべしゴマモンガラ! クマノミさん頑張って下さい!


 クジラ岩はサンゴの楽園です。


何とリュウモンサンゴをかじっていました!

リュウモンサンゴの厚さは人差し指ほどありました。



 お母さん頑張って!
ポインターを乗せると4日前のこの場所に変わります。
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30m

 今日は改めてゴマモンガラの凄さを思い知る1日となりました。

クジラ岩がサンゴの楽園と言うのは、シードアーに来られているゲスト様は良くご存じと思います。

 今日もリクエストが有り、クジラ岩に行ってみました。

ポイントに着き、スタッフが海に入ってみると「すっごーい。透明度です。!」と多少興奮気味です。
 まだ水面休息時間が足りないので、スノーケリングで海に入った方も、「うぁー!」と声が聞こえてきました。
 本当にすごいのです。

 ダイビングが始まり、サンゴを見ながら進んでいとく、何と悲しい事にサンゴがバキバキに折れていました。
 どうしてだろう? 傷はまだ新しくアンカーで出来た傷には見えません。

そしたら何と60センチ近く有るゴマモンガラが、サンゴをバキバキと食べ散らかしていました。

 食べにくいはずのリュウモンサンゴでさえ、例外ではなくゴマモンガラの餌食となっていました。

 あまりの凄さに、「これは1枚撮らなくてはいけない!」と思い、本当に怖かったですが、少しずつ近付いてみました。

 サンゴをかじる音が聞こえるくらい近付いた時、眼と眼が遭いました。

「ここで怯んでは!」と思いましたが、躊躇せず後ずさりすると、又、一心不乱にサンゴをかじっています。

 「何とか写真を撮りたい!」と、又近づいて行きました。
また、サンゴをかじる音が聞こえるくらい近付いた時、ゴマモンガラが振り返りませんでした。

なので、素早く1枚だけ撮りました。「本当に怖かったです。」

何しろ、シードアーの愛犬のマグでさえあんなにおとなしく、皆さんにとても可愛がられていますが、食事の時に手を出すと「ウ・ウー!」と言う時が有ります。

 だから、ゴマモンガラの食事の邪魔をすると、どんなお返しが来るかわからなかったので、とても怖かったのです。

 そして、ゴマモンガラの食事が終わった痕を見てみると、リュウモンサンゴは板状に広がっていきますが、その厚さは何と2センチも有りました、厚さ2センチの石灰岩をかじっている様な物です。

改めてゴマモンガラの凄さを知りました。

そしてそのリュウモンサンゴがかじられた下からコブハマサンゴの様な別のサンゴが石灰化して見えてきました。

これは、リュウモンサンゴに覆いかぶさられて死んでしまったサンゴです。

リュウモンサンゴもなかなかやる事は、凄いと思いました。

 その後も、クマノミに会いに行くとも4日前は卵が無く、卵を産む場所を掃除しているクマノミがいました。
左写真にポインターを乗せると画像が変ります。

一昨日来た時に既にこの場所に卵が有りました。
そして今日来てみると、卵に黒い眼が出ているのが分かります。

後3~4日ほどで孵化すると思います。

ここのクマノミは一生のうちにどれだけ卵を産むのかなー?
と思わず考えてしまいました。

今度暇な時に、卵の写真を撮って、一度に何個の卵を産むのか数えてみますね。

今日は、色々な生き物の凄さを思い知った1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE


 2010年 8月 22日(日) 

 じっくり潜ると、いろんな生物が目に入ってきました!


 全く引っ込まなかったです。




親指カエルアンコウは今日もいました。


瀬底ならではの光景!
 晴にしておきます。   気温31度    水温29度     透明度 30m

 変りやすい天気にもすっかり慣れました。

4~5日前の竜巻を含む激しい天気の変り方のおかげで、多少の雨なども気にならなくなりました。

今日は、水納島と瀬底島を潜りましたが、水納島ではヒレナガネジリンボウにとても近くまで寄る事が出来ました。

ヤシャハゼに狙いを定めて、ゆっくりと近づいて行くダイバーの方もいました。
 
 又、オレンジワームゴビーは、とても色合いがきれいで、私の好きな魚の一つです。

 背中とお腹のヒレがきれいで、しっぽまでつながり、とても優雅に泳いでいます。

少しずつ近付いたので、近くまで寄らせてくれました。
 親指カエルアンコウは、本当に親指全体ほどの大きさになってきました。

でも、「いるかなー?」と思ってここに来ても、見つけるまでに少し時間が必要でした。

やがてこの子も、カボチャみたいに大きくなると思うと、今の可愛いうちに沢山写真を撮っておこうと思いました。

 場所を瀬底島に代えると、アヤコショウダイがいました。

夫婦仲の良い魚とも言われているそうですが、魚がつがいを組んで添い遂げるのかは知りませんが、縁起の良い魚だと思いました。

 「カメラを向けると逃げてしまうかな?」と思いつつも、レンズを手で隠しながらレンズがアヤコショウダイに向いた時に静かに、レンズを覆った手をずらし写真を撮りました。

レンズを向けるだけですぐに逃げられた事も沢山あります。
 
魚には、カメラのレンズが生き物の目に見えるのではと思う事が良く有ります。

皆さんは如何思いますか?

人間だってカメラでなくても何かを自分に向けられたらちょっと嫌ですよね。

思わず魚の気分になった1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE


 2010年 8月 21日(土) 

 ダイビングに修行は必要ではないと、思うのです!


 こんなカニがいるなんて!


 まるで水族館の様です!


今日は、本部の海に入ります。
 晴   気温31度    水温29度     透明度 30m

 今日は3年ぶりにお会いしたゲスト様とご一緒しました。

 以前離島に行った時に、ダイビングの修行が必要と感じられて、シードアーに来られました。

 でも、シードアーはダイビングに修業は必要ないと思っているので、「大したアドバイスも出来ず物足りなく感じてしまうのでは?」とも思いました。

 「エアーの消費が多いので、潜水時間が短くなる。」と言う、誰でも一度は遭遇する、問題でした。

 私、関口がアドバイスさせて頂いた事は、ゲスト様の足が無意識のうちに動いている時が有るので、どんな時に足が無駄に動いているか、説明させて頂きました。

そして、究極の中性浮力の取り方をマスターするのも、それ程時間は必要ありませんでした。

すると、ゲスト様は見違える様になり、ダイビングの達人になったかのように、ゆったりしたリズムでダイビングを楽しまれていました。

サンゴの素晴らしいクジラ岩が、とても印象が強かったそうで、今回も行きました。

オランウータンクラブと呼ばれているクモガニがいつもここにはいます。
 水納島で潜っている時に「、自分の呼吸で浮力調整する意味が分かりました。」と言われ、まるで魚の様にゆったりと泳いでいます。

ヤシャハゼを見たりしている時も、また、移動している時も「フワ、フワ」と中性浮力を楽しんでおられます。

当然、それだけリラックスできれば、呼吸も自然とゆっくりとなり、エアー
の消費も次第に伸びて行きました。

全く修行ではなかった今日のダイビング!

でも終わってみればとても、充実したゲスト様の笑顔と満足感が伝わってきました。

明日は、慶良間に行かれるそうです。

「素晴らしいダイビングを楽しんで下さい。」と思った1日でした。
 
本部でダイビング!   GO  DIVE


 2010年 8月 20日(金) 

 親の愛情は強かった!


 今日もとても透き通っていました。


石と石の間に卵が有ります。


 この写真はリビングに飾れますね!
 晴   気温31度    水温29度     透明度 30m

 毎日、爽やかな気持ちの良い朝を迎えられます。

爽やかで、海も穏やかそうです。

今日のゲスト様は、地元の素敵な女性の方です。

北東の風と言う事も有り、風はとても爽やかですが、風向的に水納島に行けるかな?
という心配も有りました。

確かに少し波立っていましたが、海の中はいつも通り30mの透明度が有りました。

 遠くまで見渡す事が出来ますが、今日は足元のモンガラがやたらと私達に寄ってきます。

 よーく見ると、石と石の間に卵を持っていました。

砂の色とほとんど同じなのは、他の魚から狙われない為でしようか?

かなり近づかないと砂と見分ける事が出来ません。

しかし、そんなに近付くとお母さんモンガラの激しい怒りに触れ、猛烈なアタックを受けてしまいます。

ゴマモンガラとちがい体格差はあれど、お母さんモンガラの子を守る一途な態度には、思わず身を引いてしまいました。

 2ダイブ目は、瀬底島に行きました。

ここは、べた凪で全く波が有りません。

波のある水納島にいたからかもしれませんが、まさに湖の様に思えました。

そして、ボートから下を覗くとやはり海底が透き通って見えていました。

 ここは、魚の種類がとても多く、魚好きの人にはたまらない場所です。

また、地形も複雑な場所が有り、トンネルを抜けたりアカマツカサの中を縫って泳いだりする事も有ります。

 
ゲストの方もこんな地形が大好きと喜ばれながらも、きれいなイソバナの写真を撮っておられました。

 部屋に飾れるいい写真が撮れただろうなと思った1日でした。

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 2010年 8月 18日(水) 

 竜巻注意報なんて、初めて聞きました。・・が海はとてもきれいでした。


透き通った海底に写るボートの影


 いつもこんな顔をしているね!


 巨大な渦が巻いていました。
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30m

  とても明るく、小鳥のさえずりも心地よい朝です。

南東の風が穏やかに吹いています。

シードアーから見る水納島は、とてもきれいに見えています。

 早速ダイビングの支度をして、水納島に向かうと海底がはっきりと見えていました。

 波も穏やかなせいで、海に入り水面を見上げると、空の雲も見えています。

皆さんはログブックを付ける時に透明度は・・・?と、悩んだ事はありませんか?

今私はボートから15m離れています。そしてシードアーのボートは全長15mあります。

ですから今、私の位置からボートの後端まで、約30メートル近く有ります。
そして写真では分かりにくいですが、実にボートの後ろの海面までもがはっきりと見えていました。

今日も透明度は30m以上有りそうです。

プクプクと太ってきました。
 コップの中の水が透き通って見えないように、きれいな海では、水も透き通っていて海の水も見えない感じがする時が有ります。

 さて 、今水納島では親指サイズのカエルアンコウとカボチャサイズのカウルアンコウがいます。

親指サイズカエルアンコウは、今ちようど親指サイズまでプクプクと太っ
 てきました。

カボチャサイズのカエルアンコウは、先週一度いなくなりましたが、今日行ってみると又戻っていました。

ここまで大きくなって来ると、1週間位での再会では体の大きさの変化もあまり分かりませんでした。

近づいて良く見てみると「人間が口を開けて呆然。としている!」と言う様な顔にいつも見えてしまいます。

 さてさて、その後瀬底島に渡り久しぶりにニシキフウライウオに会いに行きましたが、今日はいませんでした。

今まで、見に行くと必ずいたのに「見つける力が弱ったのかなー?」あるいは本当にいなかったのかなー?と考えてしまいました。

 2ボートダイブも終わり、ボートに戻ると又不穏な空模様です。

風が急に北風に変わり、空は真っ黒になりまた、竜巻が起こりそうです。

出航前の天気確認では、雷注意報も出ていませんでしたが、激しい落雷が水納島辺りを襲っていました。

 又、戻る港方向にも落雷が有りりました。

空を見ると、瀬底島なのか奥に見える八重岳近くなのか分かりませんが、黒い雲が渦を巻いてうごていいるのが分かりました。

沖ルートを通って港に帰るのは、落雷の危険も有り、危ないと思ったので随分と遠回りになりましたが、瀬底南ルートをとおり、瀬底大橋を抜けて港に戻りました。

朝の快晴とこの天気の差は、あまりにも想像しがたく自然の前では、人知が及ばなかったり、無力であることを痛感した1日でした。

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 2010年 8月 17日(火) 

 上手になったのは皆さんの実力、でも感謝されてとても嬉しい日!


耳抜きも今までで一番楽にできたそうです。


 岩を噛んで離さない!


 空から竜巻が・・・

(ペンション美ら島の上の細い筋)
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30m

  晴と言う予報ですが、何やら不穏な天気の気配がする朝でした。

近くの八重岳辺りには、暖められた水蒸気が集まり、「これでもかあー!」と言うくらい凄まじい積乱雲を作っています。

 そんな今日、お見えになったのがとても奥様思いの優しいご主人と奥様の素敵なご夫妻でした。

 奥様は、「耳抜きが少ししずらいです。」と教えて下さいました。

そんなに訳で、私流のやり方で潜って頂きました。

1ダイブ目が終わり、奥様から「今までのダイビングで一番耳抜きが楽でした。」と言われとても安心しました。

その様なストレスが無くなっていくと、次第に周りを見る余裕が出てきます。

2本目で行ったクジラ岩では、あまりのサンゴの多さに驚かれたのと、「サンゴを壊してはダメ!」と言う気持ちで、一杯のご様子でした。

2本目のダイビングが終わると、船長が「竜巻が出来ていましたよー!」と、興奮冷めやらぬ様子で、その時の様子を話してくれました。
 しかし、水中の私達には全く分かりません。

 3本目もハナビラクマノミとイソギンチャクの見事な景色をのんびりと眺めていました。。

 この場所もサンゴがとても多く、安全停止の深度で沢山のサンゴを眺めながら時間が過ごせます。
 しかし、ダイビング中に巨大ストロボを発光させたように水中が一瞬明るくなったりして、しばらくしてから「ゴロゴロッ!」とし言う音と、水面をたたきつける雨音が聞こえてきました。

ハナビラクマノミに別れを告げて、そろそろ安全停止をして港に戻る事にしました。

 家に帰り家族に「竜巻が出来たらしいよ!」と言うと、携帯で竜巻撮った!と高校球児が言いました。

早速その写真を見ると、「をををを・・・! 竜巻だあー!」 
実際にこの竜巻の近くにいた訳ですから、船長の興奮も分かる様な気がしました。

さて、凄い天気の1日でしたが、皆さんでログ付けをした時に、ゲストの方から、私のログに「とてもきれいな海でした。」とか「色々教えて頂き有難うございました。」とか、とても心温かいお言葉を頂きました。

私もゲスト様の言葉で更にエネルギー充填で来ました。

夏ももうすぐ過ぎていきますが、残りの夏も頑張ろうと思った1日でした。

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 2010年 8月 15日(日)  ~  16日(月)

 船長で2日間、海の上で過ごして、気が付いた事!


 皆海に入ってしまうと、急に静かになりました!


 誰もいないボートに寝そべり空を見上げると・・!

 景色全体を見る余裕が出来てきました。 
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30~40m位だと思います。

  昨日まで、J&Mさんがいたのでとても楽しい時間が過ごせました。

昨日も今日のゲスト様は、全て北谷や読谷そして恩納村などのダイビングショップ様でした。

 なので今日は、関口は潜ることなく船長に専念しています。

様々なダイビングショップ様にご利用頂いているお陰で、多くのインストラクターの方と出会え、素晴らしいブリーフィングを聞かされたり、とても勉強になる事が多いのです。

 しかし、皆が海に入ってしまうと急に静かになり、少しさ寂しい気持ちになった時、今まで聞こえなかった風の音や波の音、そして遠くを走る船の音など色々な音が聞こえてきます。

「キィーッ!キィーッ!」と鳴くアジサシの声の方を見ると、キビナゴが大群で水面から跳ね上がっています。

それをアジサシが食べようとしていました。

 こんな海になる時間帯も有ります。
 潜っているダイバーを見ようと海を覗くと海底がきれいに見えています。

 水面の模様と海底の模様が合わさり決して人工では出来ない様な美しさが見れました。

 ボートの影も、波の屈折でとても面白い形が出来ました。
 ダイビングで潜る日は、どうしても潜る場所の状態に気が取られ、周りのこの様な景色に目をやる事が、忘れがちになっている自分に気が付きました。

 昨日、そして今日、こうしてのんびり周りの景色を楽しんでいると、空、雲、島、海が一つの景色を作っている事に改めて気が付きました。

 そんな事を感じいるうちに、「自分たちはこの景色が当たり前になっているけれど、ゲストの皆さんは、ダイビングしながらこの景色も私たち以上に楽しんでいるのでは。」と、「ハッ!」と気が付きました。

 たまには、潜らずにボートの上で座禅ではないけれど、色々な事をゆっくり考えるのもいいなあと思った2日間でした。

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 2010年 8月 14日(土)

 J & Mダイバース様 最終日!


 今日も巨大な壁! にぶら下がり!


 下から抜けて来る事も出来ます。


カツオがバシャ!パシャッと・・・ 
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30~40mくらい?

 
時の経つのは早く、J&Mダイバース様のダイブ&体のりセットツアーもいよいよ最終日となりました。

 今日も風の向きはJ&Mダイバースさんの味方です。

伊江島に行き、ダイナミックな地形を堪能してきました。

しかし、潜る度にこんな地形がどうしてできたのだろうと、考えてしまいます。

ここに来るたびに、「ダイナミックな地形。」と言うより、地球の歴史を感じてしまいます。

神々しい景色と言うかこの様な風景を目の当たりにすると自然と口数が減ってしまいます。
ユーキさん、ご結婚おめでとう!  さて、昨日上手く出来ず中止となった人文字ですが、おめでたい方がいるのに、止めるはずのないJ&Mダイバースの皆さんでした。

 オーソドックスではありますが、このメンバーはピラミッドを作るのはとても簡単らしく、普段から仕事の合間のを抜けれては、皆で集まりピラミッドを作っているのでは・・・?
 と。思うほど手際よく作られます。

最上段に上ったご結婚される先生はとても幸せそうです。

結婚できて幸せなのもそうですが、素晴らしい仲間に祝福される事もとても幸せそうに思えました。

ダイビングの終了間、水面が何かとても慌ただしく、よーく見るとカツオがキビナゴを追っていました。

あまりの迫力にしばらく呆然としてしまいました。

近年、ダイビングも個人参加が多くなってきましたが、ずっとこのメンバーで来られるJ&Mダイバースさんの魅力は、なかなか文字で説明できませんが、敢えて一言であらわすなら、ボスの大橋さんの人間的な魅力の様な気がしました。

ダイビングが終え、那覇までお送りする道中、大橋さんから「今、来年の宿の予約もしたから、来年もこの時期にお願いします。」と早々とご予約を頂きました。

大橋さんの様な魅力を自分の中に見つけられないのに、自分の魅力は何なんだろうと考えながらも又来て頂けるなんてとても嬉しいと思った1日でした。

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 2010年 8月 13日(金)

 J & Mダイバース様 3日目!


 巨大な壁! は、凄かったです。


 巨大イソバナも有ります。


ボートの上は、眠たくなるのでした。
(ご本人様の了解を得て、掲載しております。)



 親指カエルアンコウは今日もいました。
 晴   気温32度    水温29度     透明度 30~40mくらい?

 今日は、波が穏やかになり、風も南西の風に変わりました。

待ちに待った伊江島でのダイビングが可能になりました。

オーロラポイントは、垂直に30メートル近く落ちているドロップオフがオーロラの様に(本物のオーロラは見た事が無いのですが)波打っている事から、名付けられたそうです。

 左の写真を見てもわかる様にとてもダイナミックな地形が楽しめます。

水深20メートルを中性浮力を取りながら泳ぐ気分は、まるで回遊魚の様です。

 天気も良く、晴れ渡った空と透き通った真っ青な海、そして心地よいボートの揺れがまるでゆりかごの様に気持ちよく感じます。

こうなると赤ん坊でなくても寝てしまうのが必然です。

ーの鼻元に水さんが手を出しても全く気が付きません。

ーは、熟睡していました。

まるで、戦いで疲れた体を休ませ、エネルギーを充填している様にも思えました。

目覚めた
ーは、エネルギー満タンでした。

J&Mダイバース様のツアーは、ダイビングを楽しむのはもちろん、疲れている方の体をリセットするツアーでもありました。
 J&Mダイバース様のイベントは色々と続き、めでたくご結婚と言う節目を迎える方を水中人文字で祝おうと言う事になりました。

 打ち合わせも入念に行い、いざ、水納島に向かいました。

 いざ潜行を開始して実施してみたものの、少々難易度が高かった事も有り、ボス大橋さんの判断で中止となりました。
 水納島では、今日も親指カエルアンコウ探しゲームを実施しました。

・・・が、制限時間を決めたこのゲームはなかなか難しかったようで、とうとう最後まで見つかりませんでした。

 夜は、なじみの居酒屋に皆さんで行きました。

スシアンルーレットと言うゲームが有ります。

今回は、11名で居酒屋に行ったので11貫の握り寿司を用意してもらいます。

但し、その中の一つは、ご飯の代わりにほとんとがわさびと言う寿司です。

その寿司を選ぶと、「あたーリー!」の訳で、全部を一口で食べきると刺身の盛り合わせがお店から頂けると言うゲームです。

そして当たったのは、今日十分エネルギーを充填した
ーでした。

ーは、自分の寝顔をブログに乗せる事も快諾されるし、皆の為ならとワサビだらけの握り寿司も一口で食べられました。

ーのおかげで刺身の盛り合わせが皆で食べられました。

ーはとても素晴らしい方でした。

本当に今日は
ーDAYだと思った1日でした。

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 2010年 8月 12日(木)

 J & Mダイバース様 2日目! 


いよいよ今年も本部ツアーが始まりました。


 「大きかったです。」

「明日も宜しく。」と言っているようなサンセットでした。
 晴   気温32度    水温29度     透明度 20mくらい?

 毎年、8月のお盆の時期に来られるJ&Mダイバース様が今年も来られました。

総勢10名様で去年と同じく1人の欠席者も無く全員でのご参加です。

もう何回もお会いするゲスト様は、友達の様な感じです。

「又来ちゃったあー」と10年近く毎回参加の方など、とても懐かしいばかりです。

今日は、一段と海の状態が良くなりました。

水納島は、流れがとても強い場所も有りましたが、透明度は抜群です。

ガーデンイールの何十匹も顔を出し、今年も来られ他J&M様を歓迎しているように見えます。

 カスミアジとスカシテンジクダイの生死を賭けたバトルは相変わらず続いており、自然界の厳しさを痛感させられます。

 伊江島はまだ北からのうねりが残っていた為、水納島でダイビングをしていました。

瀬底島のイソバナポイントでは、大きな顔を覗かしていたフグがいました。

昨日の居酒屋に飾ってあった様な大おきな体です。

数か所イソバナが台風の為か倒れていましたが、ダイビングが終わり夕方の7時ごろ見事な夕焼けぞらになっていました。

 「今日はお疲れさまでした。 明日も楽しみましようね。」と言っている様に思えます。

 そして、居酒屋に行くと、何とまたまた知り合いの福岡の園長先生ダイバーご夫妻にお会いしました。
 握手を交わし、カチゃーシーを先生親子様とJ&Mダイバーズ様全員で踊ってしまいました。

 しまいには店にいた人全員が踊っていました。

 「ハイサイ!オジサーン♪~」など、曲が変っても踊りが止まりません。
 島酒と島唄、そして久しい仲間たちとの出会いが、踊りを止めなかったのかもしれません。

 「みなさーん、明日も楽しみましょうね。」と踊りながら思った1日でした。

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 2010年 8月 11日(水)

 台風一過! 色鮮やかな日になりました! そして夜、J & M様が今年も来られました! 


全てが色鮮やかになった気がしました。


 「そっとしておいてね。」と言っているようなゼブラウツボ゜でした。
 晴   気温32度    水温29度     透明度 20mくらい?

8/9と10を台風でダイビングをお休みしました。

 マグの家の折れたバナナも片づけ、マグもやっと普段の生活に戻りました。

 小さい熱低から急遽台風に変わった4号は、小さいながらも激しい雨と風をもたらしました。

台風が過ぎた今日は、空や森や色々に汚れが洗い流された様に一段と色が濃く全てがとても鮮やかに見えました。

お嬢様の講習の為に沖縄入りされたゲストの親方は、今日の海に満足そうなご様子です。
 台風の影響でまだ多少海の中は、濁りが有る様に思えましたが、海の中の生物たちは普段と同じように活動していました。

 親指カエルアンコウ探しゲームをし、ゲストの有山様が見事に見つけました。

きっと見つからないかな?
と思った自分が甘かったでした。

シマウマ模様のゼブラウツボは、ウツボと言う名前とは裏腹にとてもおとなしそうにじっと私達を見つめていました。

 台風一過の後のダイビングでしたが、思ったよりも海の状態が良く、晴れ渡った空と真っ白に砂地に浮かぶ水納島でダイビングが出来、夏がまた戻ってきたと感じた1日でした。
 
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 2010年 8月 9日(月)

 台風4号! 


 マグは事前に、避難していたので大丈夫でした。


 海は大荒れです。
 台風   気温28度    水温29度   

 昨日、クジラ岩で潜っていた時に、南西からのうねりが有り、「あっそうだ!そっちの方に熱帯低気圧が有るからだなあ!」と、思いました。

そして昨日の夕方、台風に発達し沖縄方面に来そうな気配でした。

でも、990ヘクトパスカルで最大風速18メートルだから、ちょっと強めの「カーチベエ」としか、思っておらず「ボートをわざわざ陸揚げする事のないかなー!」と考えておりました。

 しかし、朝になるとシードアーのバナナの木が倒れています。

しかもバナナの実が出来ているバナナの木です。

もう少しでマグの家を直撃する所でした。

去年も風が強い時にバナナの実が出来ている木が倒れた事を思い出しました。

バナナが出来ていると、幹が弱くなるのは、実に栄養を送る為でしようか?

台風は、その後暴風域を伴うようになり、勢力を少しずつ上げてきました。

海は、大荒れの状態です。

せっかくダイビングを楽しみにされていたゲスト様も、台風が早く通り過ぎる事を願う1日でした。
 
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 2010年 8月 8日(日)

  えっ! なぜ! 何を言いたいのかな! 

とても明るい素敵な女性がゲスト様です。



 カメラ目線と言うより、カメラをにらんでいました。



サンゴの山の間を縫ってダイビング!


 曇のち雨   気温32度    水温29度   透明度40m  

 「女心と秋の空」等と言うことわざ(元々は「男心と秋の空」らしいのにはびっくり!)が有りますが、最近の天気は激しく雨が降ったと思うとカラッと晴れたり、この諺の様に全くつかみどころが有りません。

今日の予報も曇のち雨なのですが、今は暑い晴天だし、まさに女心(男心)です。

そんな今日なのですが、天気の不具合もゲストの明るい表情に、これからのダイビングがとても楽しみになります。

 今日もリクエストが有りクジラ岩に行きました。

カメハウスには、残念ながら亀は不在でしたが、お留守番のいつものハナミノカサゴがいました。

 しかし、今日はハナミノカサゴの何だか様子がおかしいのです。

いつもはじっと岩の下で写真を撮られようが何をされようがじっとしているのに、今日は私たちに近寄って来るのです。

 少し場所を変えたら大丈夫と思い、移動したらその場所まで又追ってきます。

「えっ! なぜ! 何を言いたいの!」と思った瞬間です。

又少し移動しても追ってきます。

刺されては大変と、申し訳ないと思いながらもフィンで「向こうに行ってくれないかな!」と追いやっても寄ってきます。

写真を撮って見てみると、カメラ目線どころではない、何だかとても強い意志を持った視線でカメラを睨んでいます。

大きい根を一山越えた所でハナミノカサゴも諦めてご帰宅頂きましたが「何が有ったのかなー?」と、つくづく考えてしまいました。
ここのサンゴは、枝サンゴに覆いかぶさってしまう別のサンゴも有ります。
ここはサンゴがとてもたくさんありますが、それだけサンゴの生存競争も激しい場所の様です。

 隣接する別のサンゴにダメージを与える為にスイーパー触手と言う触手で隣のサンゴを攻撃し、自分の勢力を広げていこうとします。
 
沖縄は、何度も来ていると言うゲスト様で、特に離島が気に入っておられる様です。

でもクジラ岩のサンゴを見てとても驚かれていました。

 本島からわずか15分の水納島のこの場所に、こんなにすごっサンゴが有るとは思っておられなかったようです。

つかみどころのない天気でしたが、サンゴの凄さに本部の海の面白さはしっかりと掴まれた1日の様でした。

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 2010年 8月 7日(土)

  虹で始まった1日!


 これが本当のレインボウブリッジでは!


 抜群の透明度の水納島


 カクレクマノミもセジロも見れます。
   ※ポインターを写真に乗せて下さい。。

 晴   気温32度    水温28度   透明度40m  
 
 さて、今日もシードアー号には活躍して頂きます。

今日のゲストは、シニア世代のゲスト様と親子ダイバーの方と、ご夫婦の方々です。

皆さんはそれぞれ、宜野湾や北谷、そして本部のダイビングショップ様のダイブツアーにご参加されています。

港近くまで車で来たら、なんともきれいな虹が掛っていました。

思わず「早く、良い場所に行って写真を撮らないと!」と気持ちは焦るばかりです。

虹は逃げも隠れもせず、悠然とその姿を見せてくれました。

 「今日はきっと何かいい事が有る!」(私は意外と単純なのです。)と思いました。

予報では、厳しい海況となっているのに実際は、意外と静かです。

早速「虹効果!」なのかなー?

透明度も抜群でした。
 水納島では、ゲストのリクエストで昨日潜った場所に今日も行く事になりました。

 ウコンハネガイがとてもきれいに閃光を放っています。

細胞内自家発光という仕組みを持っているらしく、2枚貝としてはとても珍しいと言う事なのです。
そして、親指カエルアンコウは今日も流れに耐えて頑張っていました。

 瀬底島は、クマノミ6種類が揃っています。

この場所は1度に5種類のクマノミが見れます。

最近は、カクレクマノミよりも、セジロクマノミの方がこの辺りでは、個体数が少ない感じがします。

また、瀬底島はクレバスが多く、あちこちに空洞や亀裂が有ります。

その中を通って行くと、どこまで行くのかなー?と言う気持ちになります。

自分が通って来た割れ目を振り返ると、「こんな狭い所を通って来たのか!」 と、びっくりする
事が有ります。

虹で始まった今日は、「荒天になるから。」と諦めていて水納島にも行け、抜群の透明度の中で大はビングが出来、「やっぱり、いい事が有った!」と思った1日でした。

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 2010年 8月 6日(金)

  よーく見つけられたと思った1日!

 アカマツカサはホーバリングの達魚!









 親指姫ならぬ親指カエルアンコウ

 晴   気温32度    水温28度   透明度40m  
 
 とうとう、今日になってしまいました。

こんなタイトルになったのは、天気予報が波高3mのち4mと言う予報になっていたからです。

しかし意外と海を見てみると静かなのでほっとしました。

東の風が強いのでとりあえず安全に瀬底島のラビリンスに行きました。
ここはべた凪でとてもコンディションが良かったです。

洞窟に行くとアカマツカサがいつもの様に、まるで水族館の中にでもいるかのごとく私たちを出迎えてくれました。

帰りの狭い出口がドキドキした感じでとても冒険的です。
 その後、波がそんなに強くなかたので水納島へと渡りました。

 水納島では、相変わらず抜群の透明度です。

 シードアーのボートの全長15mを基準におおよその透明度を推測する事が出来ます。

するとやはり40mは有りそうで
 す。 

そんなきれいな海に夢中になり、自分がエントリー直後にデジカメを落とした事に気が付きませんでした。

デジカメが無い事に気が付いたのは、黒のどでかいカエルアンコウを見に行った時、「さあ!カメラ・・と思ったら・・・無い・ない・ナイ・NAI」ガイドが故、慌てる事も出来ず、無くした事をゲストの皆様に悟られないようにそのままダイビングを続ける日々でした。

その後、ハダカハオコゼをゲスト様に紹介したり色々と楽しい時間が過ぎて行きました。

一番楽しかったのは、親指ほどのカエルアンコウがいました。
それをゲストの皆様に、カエルアンコウがいる範囲を知らせて捜してもらおうと言うコーナーです。

関口としては「こんな小さなカエルアンコウ、まして周りの景色と一体になっているので絶対に分からないだろうなあー!」と考えていました。

次のストーリーも考えておりゲストの皆様は「やっぱり、分かりませーーん!」と言う返事が返って来るはず!と信じていました。

そこで私が「ほらここにいるでしょ!」と指差します。

ゲストの皆さんは「さすが関さーんすごいですねえー!」と言うシナリオを考えていたのですが、今日のゲスト様はただ者ではありませんでした。

捜し始めて2分で、見事にカエルアンコウを見つけ出しました。

私のヒーローになるサクセスストリーは、2分で消え去りました。

・・・が思わずゲスト様と握手の瞬間です。

その後、今度は関口の番でした。

落としたカメラを見事に、回収する事が出来ました。

そして、ちびカエルアンコウに戻り写真を1枚「パチリ!」

ゲストもあのカエルアンコウを、関もよーく落としたデジカメを見つけられたと思った1日でした。
 
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 2010年 8月 5日(木)

  偶然なのか、今日のゲスト様は高等学校の教諭の方でした!

 本当に見つけられない・・・!


 ゲスト様の事が全く気にならない様です

 晴   気温32度    水温28度   透明度30~40m  
 
 昨日、追伸で高校生の祭典、美ら島総体の事が気になり、書きこませて頂きましたが、何と今日のゲスト様は高等学校の教諭の方でした。

偶然には思えませんでした。

今日は、下り坂の天気でしたが水納島で2ダイブ、そして瀬底島で1ダイブしてきました。

 瀬底島で潜るとどうしても気になって仕方が無いのが、左写真のニシキフウライウオです。

大きさは約7~8センチくらいです。

 今日は私が見つけるのではなく、ニシキフウライウオがいる事を確認してから、ゲスト様に捜して頂きました。

 ゲスト様の目の前約20センチの所にいるのになかなか見つけられないのです。

この写真だけ見ると「どうしてこれが見つけられないのかなー?」と思うでしょうが、本当に見つけられないのです。

 皆さんも捜すのにぜひチャレンジしてほしい魚の一つです。
瀬底島は洞窟やトンネルなどが有りとても変化に富んでいます。  

とてもきれいなアミメアカヤギなどもとても浅い水深で見る事が出来ます。

 自然の作る造形美に驚くばかりです。
  水納島では、小魚を狙いいつもカスミアジが徘徊しています。

ダイビングポイントなのでダイバーを見慣れているせいでしょうか、ダイバーがいても全く気にしていません。

 私たちよりも自分たちの食事の方がとても重要に見えてきます。

「魚もダイバーに慣れると、ここまで平気になってしまうのかなー?」と考えさせられました。
 
今日のゲスト様は、奥様はホテルでご自分の時間を過ごされているそうです。

確か一昨日も同じ様な方が来られていたので、思わず「えっ、●●さんもそうなのですかあー!」と言葉が出そうになりました。
海は人の心に何も言わずとも深くと溶け込んで行くように思えました。

帰り道、激しいスコールに見舞われ30m先が見えません。

道路が無い海だけに、どこから他のボートが飛び出してくるかわからないので細心の注意が必要なのです。
 レーダーとGPSの電子の眼は、とても素晴らしく全く前が見えなくでも前方の障害物と帰るルートを教えてくれました。

 本日2ダイブのご予定の高等学校の先生も、もう1ダイブされました。

今日聞き忘れてしまいましたが、「来沖している本当の目的は、美ら島総体に出場している生徒さんの応援では!」と後から気が付きました。

こんな素晴らしい先生と一緒だと生徒さんも楽しいだろうなと思った1日でした。
 
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 2010年 8月 4日(水)

  港からわずか15分のですがその実力は!


水納島に向けて・・・15分!


 クジラ岩のサンゴは素晴らしい!

 晴   気温32度    水温28度   透明度30~40m  
 
 今日も北寄りの風が吹いて少し爽やかな感じがうれしい日です。

水納島については、連日ブログでご紹介していますが、シードア号が停泊している港から、わずか15分で到着します。

ゲスト様の中には、「乗船時間が15分と短いので船酔いの心配が少なくてとても嬉しいです。」とよく言われます。

 水納島の住所は本部町字瀬底となっており、何とシードアーの有る瀬底島と同じ住所なのが「へえー 、そうなんだ!」ともいわれます。
  水納島はきれいな真っ白の砂地に囲まれていて、海底も砂地が多いです。

 今日は、何とヤッコエイが集団で食事会をしているようでした。

近寄っても全く逃げる様子は有りません。
  その後、ゲスト様に私の大好きなクジラ岩をお勧めしてクジラ岩に行きました。

 クジラ岩には、亀が良く休んでいる岩が有ります。

私はそこをカメハウスと呼んでいます。
水納島は海底も四方が砂地に囲まれている様なイメージが有りますが、実際はそうではなく、クジラ岩はサンゴの宝庫なのです。

本部町ダイビング協会では、海底の保護を目的として、各ダイビングポイントに水中ブイを設置しています。 
水面にブイを設置出来れば、いちいち水中に潜って水中ブイのロープを海面まで引き上げる必要も無くとても楽なのですが、水面にブイを設置すると漁業者の方が夜間操業する時に、水面にあるブイのロープをボートのプロペラに絡ませると大変な事故につながりかねないので、水中ブイにしてあります。

「あっ! ブイの話で無く、クジラ岩の話でしたね。」

クジラ岩に着き、エントリーすると透明度は先ほどよりね更に良く、遠くまで見渡す事が出来ます。

真っ白な砂地が多い水納島では想像もつかない様な、青や緑のサンゴの宝庫です。

まるで竜宮城の様な気がします。

クジラ岩を潜りボートに上がって来るとため息をつく事が多いです。

とても面白い映画を見た後は、すぐに話す事が出来ない事ってありますよね。

こんなにクジラ岩を潜っているのに、やはり今日もため息をついた1日でした。
 
本部でダイビング!   GO  DIVE!

追伸: 沖縄総体 日本の高校生、頑張れ!

  今、沖縄では高校生の体育大会、美ら島総体が開催されています。

毎年、この総体の会場が47都道府県で持ち回りになるとしてら、次回は47年後? 私は、たぶんいないでしよう。

そんな彗星の周期にも似た大イベントが今、沖縄で開催されていると思うと、沖縄に来た高校生諸君、君たちが日本の将来のスポーツ界を背負って立つのだから、精一杯頑張って下さい。

次回の沖縄大会はきっと私は見れないので、今輝いている君たちを応援したいと思います。



 2010年 8月 3日(火)

  「自分では止められない!」と言うのが良く分かります!


どうしてもやめられないのです。


海に落ちたのは重力でなく、海の誘惑に負けて・・・!


ずっとこの場所に住みついているようです。


久しぶりのイセエビは大きかったです。

 晴   気温32度    水温28度   透明度30m  
 
 今日も北寄りの風が吹いています。

水納島に行けるか今朝は、窓から眺めて考えてしまいました。

ゲストのご到着の時刻となりました。

奥様とお2人で来られましたが、ダイバーで無い奥様は瀬底ビーチでのんびり過ごされるご予定です。

「奥様を一人ビーチに残してでも潜りたいのです。」とは、言っておられませんが、ご主人のお顔は、既に海の事で頭がいっぱいになっているようです。

 ご主人の気持ちも良く分かるし、そのご主人を許す奥様の優しさも伝わってきます。

 そんなご主人の向かった先は、瀬底島です。

 ダイビングポイントに着くなり、ご主人は早々と器材を装着されていました。

「ダイビングポイントのブリーフィングをさせて下さい。」とお願いし、少し時間を頂きました。

 ブリーフィングも終わり器材を装着したご主人は、「やっと、自分の世界に戻れる!」とお顔が物語っていました。

 エントリーする時も、「ただいまあー!」と言っているようです。
  久しぶりの海は、ご主人の心をゆっくりですが、確実に癒していいる様です。

 アカククリの幼魚やアカマツカサなど、熱心にご覧になっておられました。

 ニシキフウライウオはいつも同じ場所に居てくれます。
 前回見たのは7/20なので、2週間近く開いてしまいましたが、必ずいると思いしっかりと、そしてじっくりと見逃さないように捜していたら、意外と簡単に見つかりました。

 とても不思議な格好をしたこの魚も、熱心にご覧になっておられました。

また、瀬底島には亀裂が多いので、ゆっくりと見ていくとイセエビなども良く見る事が出来ます。

 ダイビングを続けているとホネガイの殻が有りました。

沖縄県海洋レジャー事業協同組合のロゴマークにも利用されていますが、この貝殻は 数が最近とても少ないので見つけるのはとても難しいのです。

ご主人は、奥様へのお土産にされました。

ダイビングも終わりショップに戻った後、ご主人は先にビーチでごゆっくりされている奥様とご一緒になられました。

「こんなダイビングスタイルも有りますよねー。」と思いました。
 
そして、一番印象に残ったのは、エントリーする時のご主人の顔はまさに少年の様にキラキラ輝いていた事でした。

ご主人の笑顔が忘れられない1日でした。
 
本部でダイビング!   GO  DIVE!


 2010年 8月 2日(月)

  いつもの光景なのですが・・・!


 いつも見るチンアナゴ!





 近くで見るとこんな顔でした!





 あまりにも水がきれいなのでつい・・・





 こんな遠くのダイバーさえ!

 晴   気温32度    水温28度   透明度40m以上  
 
 北寄りの風と言う予報に爽やかな風が吹くので少し嬉しくなりました。

ただ、風が弱く暑さはあまり変わらない気がしましたが、ボートが走り出すととてもき持ちいい風です。

移動中は多少波が有るものの、水納島はとても穏やかです。

 いつものチンアナゴ!遠目には良く見る事が出来ますが、「今日はしっかり貴方の素顔を見せて下さい。」と、気持ちを切り替えてじっくり近寄ってみました。

近寄りすぎたせいも有り、巣穴から少し顔を出すチンアナゴは何だかジョーフィッシュの様な顔でした。

 でも体がスルスルと伸びると全く感じが変って見えます。
  いつもの根には、ボーちゃんがいました。

 先月7/27に伊江島で会ったニセゴイシウツボがとても印象が強く巨大に思え、ボーちゃんの方がはるかに小さいと思っていましたが、ボーちゃんの胴周りはとてつもなく太かったです。

いつもポーちゃんを撫ぜたりして
 いるからボーちゃんに馴れているから小さく思えたのだと分かりました。

ボーちゃんもあの伊江ウツボに負けない大きさでした。

 今日はボーちゃんは食事中でした。

モンハナシャコか何か甲殻類を食べていました。

食事中は絶対に手を出してはいけません。

間違いなく「ガブッ!」されます。

なので今日は久しぶりにボーちゃんと会いましたが、スキンシップはしませんでした。
その後クジラ岩に行きました。

水が本当にきれいです。

クジラ岩には丘の様な山がいくつも連なっていますが、隣の隣の山まで見えています。

クジラの頭の様な岩がクジラ岩です。 
「こんなにきれいな水の中にリングを作るときれいだろうなあー!」と思うのは自然な気持ちでした。

太陽の光も合わさりちょうどダイアモンドリングの様になりました。

カメハウスにも行きましたが、今日は不在でした。

このクジラ岩は、伊江島や水納島、瀬底島などがこの辺りにはありますがサンゴの一番きれいな場所だと思います。

今日のゲストも、あまりのサンゴの多さにときれいさに驚かれていました。

それにしても水がきれいです。

遠く離れたダイバーさえカメラで写す事が出来ます。

ボートに上がると、今までいた水中の景色と海面に浮かぶ水納島の景色が交互に浮かんできました。

「本当にきれいな場所だなあー!」何度潜っても飽きないな思った1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE!


 2010年 8月 1日(日)

  海の上を吹く風は、体にとても優しかったです!


 とても透明度が良かったです。


 こんな珍客がいました。


 夢の様な夕焼けでした。

 晴   気温32度    水温28度   透明度30m  
 
 今日も、とても天気がいい1日となりました。

シードアーの自宅の2階からは水納島と伊江島が見えます。

今朝、起きて海を見ると波一つない海に浮かぶ水納島が見えました。

沖縄も陸の上はとても暑いのですが、ダイビングの準備をしてボートが走り出すと海風がとても気持ちいいのです。

ボートの水しぶきさえ冷たく体を気持ちよく冷やしてくれます。

そして水納島に着くと、水納島は太陽の日を存分に浴びて一段と濃い緑と真っ白な砂浜が、宝石の様に見えます。

 今は、小魚が沢山根の周りに集まっていて、根の周辺では毎日激しい弱肉強食の生存競争が繰り広げられています。
  根を良く見ると、様々な珍客がいました。

 クモガニは、周りと同化して良く見ないと見落としてしまいます。
 
滅多にこの根では見ないモンガラカワハギまでが小魚を狙っているのでしようか?

この根から離れようとしません。
 「君の様な小さな口でそして、そのゆっくりした動きで小魚を捕まえられるのかなー?」と疑っていしまいました。

伊江島にも1ダイブしてきました。

風向きによって潜れない日が多いので、ゲストにとってもとても喜ばれました。

潜った場所は若干透明度が落ちてしまいましたが、ダイナミックなドロップオフは体験する価値が有ります。

今日のダイビングが終り今朝と同じように外を見てみました。

太陽の光の筋が、夕焼けぞらを一段と素敵な光景にしていました。

ビールを片手に、最高の肴です。

今日一緒に潜った皆さんもこの景色を見ながらビールを飲んでいるのかなー?と思った1日でした。

本部でダイビング!   GO  DIVE!

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